2009年11・12月の営業報告
■はあ、あと30分ほどで2009年も終わりというタイミングになってしまいました(というか、更新する頃には年が変わりそう)。バタバタとしていると、時間が過ぎるのはあっという間ですね……。そんなこんなで、今年最後の更新です。
●『Phantom〜Requiem for the Phantom〜公式コンプリートブック』(メディアファクトリー)
10月まで放映されていた、アニメ版『Phantom』のファンムック。原作はもちろん、ニトロプラスのPCゲームですね。このアニメ版は、原作の流れを踏まえながらも、いくつか重要な変更が行われていて、大変骨太なドラマアクションに仕上がっています。このファンムックでは、各話解説およびキャラクター紹介、そしてスタッフ対談と主演声優の対談(取材&執筆)を担当しました。なにより、真下耕一監督という強烈な個性の持ち主に、じかに会ってお話を伺えたのが嬉しかったです。
●映画『蘇りの血』オリジナル・サウンド・トラック(メディアファクトリー)
豊田利晃監督の、4年ぶりとなる新作映画『蘇りの血』のサウンドトラック。あの“小栗判官”の物語を、中村達也さんを主演に迎えて、大胆にリメイクしたという作品ですが、その音楽を中村さんと勝井祐二、照井利幸、そして豊田監督の4人からなる即興ユニット、TWIN TAILが手がけているのも話題。ライナーでは、監督と中村さんの対談を収録していて、そのライティングを担当しました(取材自体は、ほかのライターさんが手がけられています)。映画のサントラというだけではなく、音の強度自体もとんでもないことになっているので、機会があればぜひ一聴していただけると嬉しいなあ、と。
●「ANIME GUIDEBOOK 2009 AUTUMN」(ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)
http://www.geneon-ent.co.jp/rondorobe/
店頭配布用の無料パンフレット。この冬放映の新番組を中心をジェネオンが手がける作品がまるわかりなカタログです。広報関係のリリース作成をお手伝いした関係で、押井守監督の『アサルトガールズ』の記事を構成・執筆させていただきました。また、コミックマーケット77で配布された同社のパンフレットでは、BDで再リリースされる『ブラックラグーン』(第1期&第2期)の記事を担当させていただきました。そういや、『ブラクラ』第3期もそろそろ始まる……のかな? 『マイマイ新子』の片渕須直さんが引き続き監督をやられるらしく、こちらも楽しみ。
●『コンティニュー』Vol.49(太田出版)
http://www.ohtabooks.com/continue/
vol.48はお休みでしたが、vol.49では『ラププラス』特集のうち、声優陣お三方への取材を担当しました。あと、ライター陣座談会でちょこっとしゃべってたり。加えて、発売されたばかりのカーネーションの傑作アルバム『Velvet Velvet』の、短い紹介コラムを書いてたりします。
http://www.ichijinsha.co.jp/charamel/
こちらも『ラブプラス』絡み。5ページの構成&小早川凛子役・丹下桜さんへのインタビューを担当しました。そういえば、Twitterで『ラブプラス』のことをつぶやいていた(凛子にどっぷりハマっていた)のをたまたま知人が見ていて、ライターに推薦してもらった……という不思議な経緯の仕事でした。これが社会現象というものなのか、と思ったり。
●『ダ・ヴィンチ』2009年12月号・2010年1月号(メディアファクトリー)
http://web-davinci.jp/contents/guide/index.php
レギュラーの「ミュージック ダ・ヴィンチ」(レコメンドはそれぞれ、スキマスイッチ、大橋トリオ)。あと「ブック・オブ・ザ・イヤー」特集の1月号では、「文庫ダ・ヴィンチ」の構成協力および一部執筆を担当しています。「文庫ダ・ヴィンチ」は、アスキーメディアワークス文庫の新創刊をきっかけに、ライトノベルと文芸の中間領域を扱う旨の特集だったのですが……。まあ、なんというか、ヘンなページになってます(笑)。
隔月レギュラーの「Media Showcase」コラム(ゲーム欄)。この回では、スティングの『ユグドラ・ユニオン』を取り上げました。ずっとスティングの作品は「どっかのタイミングでやらなきゃ……」と思っていたので、ようやく書けた、という感じ。シミュレーションRPGの皮を被った“はみ出しモノゲー”というか、こういう作品に出会うとワクワクしちゃうんですよねえ。
●『メガミマガジン』2010年1・2月号(学研パブリッシング)
http://www.e-animedia.net/app/index.php?CMD=JMP&ID=mainpool/megami
レギュラーの「キャラクターキャッチアップ」と「Megamiリポート」を担当。ちょうど番組が切り替わる時期だったので、バタバタしたり。実際の執筆作業は事務所の野口くん&岩村くんにお願いして、僕はチェックと取りまとめをやっています。
http://anime.webnt.jp/nt-backnumber/detail.php?mag=1&latest=1
劇場版『なのは』が表紙の新年号。……ですが、それとは関係なく(笑)、新作特集の『HEROMAN』という作品の執筆を担当しています。あのスタン・リーが原作を手がけ、アニメーション制作はボンズという期待の新作。実をいえば、ウチの事務所(アンダーセル)のコヤマシゲトくんが、キャラクターデザインをやっていたりします。身内びいきをするわけではないのですが、これが実にワクワクする作品。まだスタートが告知されていませんが、放映される日が待ち遠しくてたまりません。
●「アニメNewTypeチャンネル」(2009年12月更新分)
http://anime.webnt.jp/monthly-pickup/200912-issue/
あと『ニュータイプ』関係といえば、こんなお仕事もやっておりました。12月に更新された『とある科学の超電磁砲』の設定資料ページ。キャラクター設定は、本誌の再録なのですが、新たに追加になった学園都市の設定用に原稿を書きました。編集部に別件で顔を出したときに「宮さん、『とある』って観てます?」と聞かれて「やるやるやるやる!」と手を挙げた次第。作品自体、すごく楽しんでいたので、何かできるんなら「ぜひ!」と。ちなみに僕は、佐天さんもいいけど初春のファンです。
●『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』第4巻・第5巻(アニプレックス)
『鋼の錬金術師』のDVD&BDシリーズも現在、絶賛続刊中。このあたりは、ちょうど第2クールに入った直後くらいですかね。封入パンフレットの構成と執筆を担当。
●『青い花』第2巻・第3巻(メディアファクトリー)
そしてこちらも、続々リリース中のDVDシリーズ。封入パンフレットのコピーというか、短い文章を書いています。2009年を代表するアニメ作品になっていると思いますので、ぜひお手にとっていただけると嬉しいです。
■あと、12月に開催されたアニメ『青い花』のファンイベントで、司会を務めさせていただきました(阿佐ヶ谷ロフト)。もうすでにニュースサイトなどでもリポートが上がっていますが、ファンの熱がじわじわと伝わるような、そんなイベントになったんじゃないかと思います(たまとわさんが、感想リンクをまとめてくださっています→http://d.hatena.ne.jp/zeroes/20091214。多謝)。僕も、思わず壇上で胸が熱くなってしまいました。
■そのほか、店頭用ビデオプログラムやら某新作アニメの番宣番組の構成手伝いをやってたり……。今年は、『少年突破バシン』で初めてアニメの脚本をやらせていただいたり、はたまた『ポケモンを創った男』の文庫化があったり、アニメムックも3冊? 作らせていただいたり、と充実した1年になりました。来年は、もっともっとおもしろい年になるように、祈りながら。それではみなさん、よいお年を!